生地の説明
銘仙(めいせん) まだコンピューターの無い時代に予め織り上がりの模様を想定して染めた糸で織り上げて模様を作った布です。ポップな柄が多く、模様の滲み感のレトロさもあってコレクターの間で人気がある布ですが今ではもう製造されていません。
銘仙は同じ縞でも紬と異なり光沢があるつるんとした質感でネップはありません
最近復刻の作業が始まりつつあるようですが復刻布(着物1着分8万円以上)で作成するとなるとネクタイ1本の値段は大変高価なものになってしまいます。
夏銘仙(なつめいせん) 言葉の通り夏用の銘仙ですので織り方は銘仙と同じです。
ただ涼しさを出すため少し麻に近い感触のしゃり感がある銘仙です。ネクタイも夏は夏用を締めるなんておしゃれかもしれません。
繻子(しゅす) 朱子とも書き、英語のサテン(satin)にあたりますが主に帯地に使われたためサテンより厚地です。織物の表面に糸が長く浮き出て並んでいるため光沢と重量感に富んでいます
羽二重(はぶたえ) 撚りをかけない生糸を用いた平絹で、やわらかく上品な光沢があります
主として羽裏や粋な男の長襦袢等に使われたため、遊び心のある模様が多いのが特徴です。
ネクタイに仕立てると少し薄手になりますが柄を楽しんで頂けると思います。
紬(つむぎ)
(大島紬)
紬は真綿(くず繭を乾燥した絹の玉)を紡いで作った糸から織られ織物です。
糸の太さが均一でなく糸ムラからくるつぶつぶ(ネップ)が味わいになっており、渋い光沢があります
現代のシルクシャンタンを想像していただけたらと思います。
非常にしっかりとした締め心地です。
中でも大島紬、結城紬などは渋い独特の光沢に上品さと高級感を秘めています。
紬染め(つむぎぞめ) 紬は染色した紬糸を織って模様を作るのが一般的ですが、染色してない紬糸で織った布に後から模様を染色したものが紬染めです。
染めるために織った生地ですので紬より薄手でネップも細かいものが多いようです。
縮緬(ちりめん)
錦紗(きんしゃ)
縦糸に強い左撚りと右撚りの糸を交互に織り込んで、後に縦糸を固定していた糊を精錬することによってしぼを作った織物です。
主に友禅染の発色を良くするため友禅染とともに発展した布です。
細い糸を使用したものを「錦紗」と呼びます。
留め袖、訪問着等フォーマルに使用された布であまりネクタイ向きの布ではありませんが、あえてフォーマルシーン用のネクタイとして製造してみました。
壁縮緬 縮緬の1種ですがしぼが塗り壁のように縦長に荒くでているためこう呼ばれています。
お召し縮緬 これも「お召し縮緬」と呼ばれる縮緬の仲間です。
徳川11代将軍家斉が好んで着用したため「将軍さまのお召し物」からお召しと呼ばれるようになったそうです。縮緬よりも糸も太くしっかりとした布感です。
綸子(りんず) 絹の紋織物。
地織と模様織とが表裏反対の昼夜綸子に織ってある紋織物です。
綾織り 平地に経糸を規則的に浮かせて模様を織ったものです。
ネクタイに仕立てると深みのあるシックな品に仕上がります。